人工芝施工の仕上げ
マンホール・雨水桝くり抜き方法
注意:雨水桝がある場合は、防草シートを敷く際に必ずテープなどでチェックをしておくか、防草シートを先に雨水枡より大きめにハサミかカッターで切っておいてください。チェックし忘れると、どこに枡があったか分からなくなってしまいます。
【チェックをし忘れて枡の位置が分からなくなってしまった場合の対処法】
- 一番は防草シートを敷く前に一枚写真を撮っておくことです。
- 金槌を用意し、枡がありそうな場所の地面を叩いてみて下さい。(但し、強くたたくと芝葉が潰れてしまいますので軽く叩いてください)枡を叩くとコンコンといった地面とは違った音がします。その部分をテープなどを貼ってチェックして下さい。
(1)枡の上を金槌で軽く叩きながら、大体の大きさや正確な位置を掴みます。叩く感触や枡を叩いた時の音が土の部分とは全然違うので分かると思います。
(2)(1)の作業である程度枡の位置が分かれば、その中心部分の芝葉を軽くつまんで持ち上げながらカッターで切ります。
※表面からカッターを入れるため、どうしても芝葉も一緒に切ってしまいますが、出来る限り切らないように指で芝葉をかき分け、下のマットが見える状態でカッターの刃を突き立てて、一度マットに刃を突き刺し、そのままマットを切っていって下さい。芝のロールに対して縦方法に切ると縫い目と縫い目の間に5㎜程度の隙間がある為、芝葉を切ってしまう確率が下がります。
(3)(2)で出来た10㎝程の切り口から覗き込んで、本当に枡があるか確認してください。
(4)枡が確認できた場合は、すでにある切り口の両端をさらにカッターで切り広げます。少しずつ確認しながら真直ぐ切っていき、枡の両端まで切って下さい。
(5)(4)で出来た切り口の真ん中辺りから、今度は直角方向に枡の端まで切って下さい。
※これで切り口が【+】という形になります。
(6)【+】の先の部分にカッターの刃を入れ、枡の側面にしっかり刃をあてます。
(7)常に枡の側面に刃をあてながらゆっくり切っていきます。
※この時、ぺランとなっている方の芝を軽く引っ張り上げながら切ると切りやすいです。
(8)丸い形の枡の場合は、同じような大きさの四分円が4つ出来、丸くくり抜けたと思います。
上級テクニック
【+】にカットせず、初めから枡の端にカッターをいれて、枡の側面にカッターをあてながらグルッと一周切れば円形で芝をくり抜くことが出来ます。くり抜いた芝は、そのまま枡の上にのせておけば、枡を開ける時のみ外すことが出来、通常は切ってない一枚物の芝のように見せることが出来ます。
木やパイプなどのくり抜き方法
(1)まず芝の位置が決まったら、対象物のセンター部分の位置で縦に切り込みを入れます。
(2)切り込みによって2つに分かれた芝で木などの対象物を挟みます。
(3)人工芝の端をU字ピンで固定します。
地面が土の場合
用意するもの
- U字ピン
- 金槌
(1)全体を見渡してシワ等おかしなところがないか最終チェックして下さい。
(2)壁際の角からU字ピンで50cm置きに打っていってください。接着剤がついている所は打つ必要はありません。風などでめくれないように人工芝の周りを打ってください。
注意:普通に最後までU字ピンを打ってしまうとピンが芝を挟んでしまいU字ピンが丸見えになってしまいます。下記の手順で打つと綺麗に打てます。
打つ位置を決める。
ピンの先を下のマットまで押し込む
3分の2程ピンを打つ
手に持っているU字ピンで打っているピンの下の芝葉をかき分け出来るだけ下のマットが見えるようにします。
出来るだけ葉が戻らないように片方の手で葉を抑えながらU字ピンを最後まで打ち込みます。
手で芝全体をなじませれば、ピンが打ってある事は分からなくなります。
地面がコンクリートの場合
用意するもの
- 両面ブチルテープ
- ハサミ
風でめくれないように芝の周りを囲うように両面ブチルテープでとめていってください。
40cmほど端の接着したい部分をめくります
ブチルテープを人工芝の端に貼っていきます。
端から端までテープが貼れたらテープを切ります。
地面の面のテープについている紙を20cmほど剥がして外側に折り曲げます。
人工芝は出来るだけ地面に置いた状態にしておき、地面との隙間からめくっておいたテープの紙を静かに引っ張って剥がしていきます。
最後まで紙がめくれたら、芝がシワなどになっていない事を確かめながら体重をかけながら手や足で接着していきます。