天然芝の剥がし方

天然芝を剥がすという作業はとても大変な作業です。しかし、人工芝を敷くためには必要な作業ですので頑張ってやってみて下さい。

用意するもの

• 除草剤
• スコップ
• 土嚢もしくはゴミ袋

除草剤を購入し散布

まず除草剤を撒いて天然芝や雑草を枯らします。
どうしても除草剤を撒きたくないという方は必須作業ではありませんが、枯らすことによりスコップで掘る際に芝が切れやすくなります。

剥がし作業

除草剤を散布してから一週間程（除草剤により違います）経つと芝の表面が枯れて茶色くなります。そうなりましたら剥がしの作業を行います。

先の尖ったスコップを芝に突き刺し、20ｃｍ角程度の四角形になるように切り込みを入れます。

4辺に切り込みが入りましたら、てこの原理で芝を持ち上げて下さい。天然芝は根がしっかりしている為、一か所だけでは剥がすことが出来ないと思います。 切り込みを入れた4辺それぞれにスコップを入れてちょっとずつ剥がしてください。

剥がした天然芝を処分

地域によって処分方法は異なりますので、市等の担当部署にご確認下さい。
可燃ごみとして出してよい地域の方は、出来るだけ芝についている土を払ってから指定のゴミ袋に入れ、燃えるゴミの日に出して下さい。
（大量の土がついたまま処分してしまうと地面が下がってしまい、大量の土を追加する必要性が出てきてしまいますので注意して下さい。）

土の補充

天然芝を剥がすと元々の地面から数センチは下がってしまいます。その為、土の追加が必要となります。ホームセンターもしくはお近くの建材屋などで土を購入して頂き、補充してください。

【必要となる土の算出方法】

自分の庭にどれだけの土を購入して入れればよいか分からない方は、下記のように体積を求めてみて下さい。
【例えば縦5ｍ×横7ｍのお庭で5ｃｍ分土を入れたい場合】
5ｍ×7ｍ×0.05ｍ＝1.75
1.75リューベの土が必要となります。

土の量を表すときは『リューベ』という表現を使う事が多いです。
『1㎥』を漢字で書くと『1立方米』と書きますが、
【立（リュウ）米（ベイ）⇒リューベ】
要するにリューベとは体積の事です。

土の場合は、水分を含むか含まないかで同じ土の量でも重さが大きくかわってきてしまいます。その為、重さではなく体積でいう事が多くなります。
尚、【1リューベ＝1,000ℓ＝100万ｇ】（水の場合）です。