割付図の作成
これからご説明する「割付図」は、人工芝施工前に必ず作っておいた方がきれいに完成できます。弊社のエクスターフをご購入いただいたお客様は、当社が無料でお作りしていますので、是非ご利用ください。
割付図とは
割付図は人工芝のお庭を作るときの設計図になります。寸法を測っただけでは材料の必要量がわかりにくいので、図のような割付図を作成し、どのような寸法で人工芝を裁断し、配置するかをシミュレーションする図となります。人工芝を施工するときにこの割付図どおりに、裁断、配置することで、きれいなお庭が出来上がります。
人工芝をきれいに施工するときの大きな注意点が二つあります。
- 芝目を合わせること
- ジョイント部分を極力少なくすること
人工芝施工前にこの2つの注意点を考えて割付図を作りながら施工のシミュレーションをします。
割付図の作り方
人工芝を施工する面積の寸法を測ったら、次は材料の割付図(配置図)を作ります。
まず手書きでこのような見取り図を作って寸法を測ったとします。
図を書くときにお勧めはパワーポイントなどのPCアプリを使用して作るのが簡単です。まずは計測した寸法を元に図1のようなパワーポイントでこのような図を作ってみます。
次に図2のように2m×10mの人工芝を配置していきます。アルファベットなど記号をつけておくとわかりやすいです。この図を見ますと、ここまでで2m×10mロールが4枚必要になることがわかります。
図3のようにそれぞれのロールにあまりの部分が出ることがわかります。
このあまりの部分を図面の左の空白の部分に使用して配置していきます。
3枚のあまりを配置していくと図5のように一番左の列に並べることで、人工芝が全体に行き渡ることがわかり、さらに1枚のあまりが出ることがわかります。これが人工芝施工の完成形となります。
よりきれいに仕上げるためには
冒頭に人工芝施工の注意点を2つお知らせしましたが、それを再度確認します。
- 芝目を合わせること
- ジョイント部分を極力少なくすること
これはどういうことが説明します。
芝目を合わせること
芝目を合わせるというのは、図6のように建物側に芝目の逆目を一方方向に向けることです。
芝目が合っていないというのは、図7のように左側部分の芝目が別の方向を向いている状態です。
このような配置で施工しますと芝目が違う部分の色が変化して見えてしまい、景観が悪くなります。
芝目は必ず一方方向に合わせましょう。
ジョイント部分を極力少なくすること
次にジョイント部分を極力少なくするという注意点について説明します。
人工芝をジョイントする場合にジョイントする方向によってジョイント部分が目立ってしまうことがあります。図8のようにジョイント部分があります。この図を見ますと縦方向(オレンジライン)のジョイントと横方向(赤ライン)のジョイントがあるのがわかります。この2方向のジョイントでは、横方向(赤ライン)のジョイントが目立ってしまうことがあります。その理由は芝目の問題です。芝目を合わせたとしても、横方向のジョイントが目立つ場合があります。
縦方向はそれほど慎重にならなくてもジョイント部分が目立つことがありませんが、横方向のジョイントは慎重にする必要があります。人工芝を配置する5mmの隙間をしっかり守って施工すれば、ジョイント部分が目立つのを防ぐことができますが、隙間が広いとジョンと部分が目立ってしまいます。
自信がない方や最高にきれいに仕上げたい方には
では、この横方向のジョイントを目立たなくするにはどうしたら良いかといいますと、自信のない方は図4のようにジョイント自体をなくしてしまうのです
この場合はもう1枚の材料が必要になり、コストもかかりますが、一番きれいに仕上がる方法なので、この方法をおすすめします。
以上のように、施工前にこのような割付図を作っておくと失敗なくきれいな人工芝のお庭を作る事が出来ます。