土ならし

整地は人工芝を敷くにあたって重要な作業です。
この整地をどれだけ丁寧に行うかによって、人工芝をどれだけ綺麗に敷くことが
出来るのかが決まるといっても過言ではありません。

用意するもの

  • トンボ(なければ大きめで丈夫な板)
  • スコップ

土ならしの流れ

平らにする

土ならし

まず、野球場や学校のグランドにあるようなトンボ(レイキ)をご用意下さい。
もしトンボが無い場合は、少し大きめの板等で代用しても構いません。

トンボ(板)を使って、出来るだけ全体が平らになるように土を慣らしてください。

この時注意しないといけない事は、『全体を平ら』にはしますが、『全体を同じ高さ』にするという事ではありません。
見た目では分からないかもしれませんが、業者がお庭を造る際は、水はけを良くする為に『水勾配』といって溝に向かって少しずつ低くし、地面全体が少し斜めになるように作ります。
これを完全に同じ高さに直してしまうと、大雨の後など水はけが悪くなって、今まで出来なかった水たまりが出来てしまうといった様な事があるかもしれませんので注意して下さい。

土ならし

土が盛り上がっているところは、スコップなどで土を削り凹んでいる部分に土を移動させるなどして出来るだけ凸凹がないように平らにして下さい。

土ならし

地面が固く、トンボをかけても上手く平らにならない場合は、表面をスコップなどで少し掘り返して土を柔らかくしてからトンボをかけてみて下さい。

掘返し過ぎると土が柔らかくなりすぎて、上を歩いたりした際に凸凹になってしまう可能性がありますので注意して下さい。

土を固める

土ならし

地面がある程度平らになったら地面を固めます。
元々固い地面であればこの作業はそれほど効果はないかもしれません。しかし、柔らかい土の場合は、後々凸凹の原因になってしまいますので頑張ってやってください。

転圧機を使用する場合

ベストは転圧機(プレート)!
出来れば転圧機をレンタルしてください。レンタル会社にもよりますが1日2千円位でレンタルが出来ると思います。

転圧機の種類

転圧機でもランマ―、タンパと呼ばれる物と、プレートと呼ばれる物があります。
ランマ―やタンパはどちらかというとピンポイントの場所の土を固めたい場合に使用します。逆にプレートはランマ―等に比べて広い範囲を固める場合に使用されます。その為、人工芝を施工する場合はプレートが使われる事の方が多いと思われますが、転圧する力はランマーの方がプレートに比べて高くなります。

注意:プレートの方が素人の方には扱いやすいと思います。もし、ランマ―等を使用される場合は、先鉄入りの安全靴と防振手袋をご使用されることを強くお勧め致します。ランマ―は激しい上下運動によって地面を固める機械です。体と機械の位置も近いため、自分の足先を挟んでしまう危険性がありますので十分注意してご使用下さい。

転圧機を使用しない場合

転圧機を使用しない場合は『タコ』という昔ながらの道具もありますが、頻繁に使用する道具でもないので、わざわざ購入する必要はありません。自分達の足で踏み固めます。
人間の足ではたいした転圧にならないように感じますが、昔は城を建築する際、その場所で盆踊りなどを行い、大勢の人が踊ることによって地盤を踏み固めたと言われています。プレートのように短期間で広範囲を転圧する事は出来ませんが、じっくり時間をかけて全体をまんべんなく踏み固めて下さい。

土ならし

もう一度表面をトンボで慣らします。
特に足で踏み固めた場合は、踏んだ位置によって凸凹したり足跡が残って土が盛り上がっている場合がありますので、もう一度軽く全体をトンボがけをして平らにして下さい。

どうしても地面が粘土土で上手く整地が出来ず、凸凹が気になるという方は『川砂』を購入して全体に数センチ程入れてから整地を行って下さい。

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